電車から降りて、ホームに備え付けられている椅子に腰を下ろした。
 日が沈むにはまだ早い。それでも息を吐けば白い霧が掛かるほどには空気が冷たくなっている。
 椅子の温度は全力でオレに訴えかけている――今日座ってくれたのはあなたが初めてです、と――ようにも思えたけども、
 この寒さを考えると、ひとつ前の電車で来た人がこの椅子に座っていても、おかしくはないのかもしれない。
 結局のところ、一緒に降りた人数の少なさから、勝手に「過疎駅」とレッテルを貼ってしまっているだけのことなのだろう。
 
 「いつもより早起きして、一便早い電車に乗れたらどうする?」
 そんな質問に、オレの親父は次のように答えるタイプだ。
 「そうだね、ひとつ前の駅で降りて、一駅分歩いてみるのもいいかもしれない」
 たしかにそれも魅力的な案だと思う。
 見慣れた光景も、角度を変えると全く印象が異なるというのはまぎれもない事実だ。
 ビルひとつとってみても、表から見るのと、裏から見るのでは全く違う。
 まして通りともなれば、いくつもの発見があるだろう。
 
 「いつもよりひとつ先の駅まで行ってみるわね!要は時間までに戻ってくればいいのよ!」
 おふくろはそう答えるだろう。
 なるほど、それもありだろう。
 例え一駅といえど、今まで見たことがない場所というのは刺激的だ。
 ひょっとしたらその一駅で、ガラリと風景が変わるかもしれない。
 それほど劇的ではないとしても、構内で上手いパン屋のひとつでも見つかれば、楽しみがひとつ増えるってもんだ。
 
 どちらにしても言えることは、そのまま目的の駅で降りてぼぉっとしているとか、そういう発想がないってことだ。
 じっとしているのが苦手らしい。
 根本的なところで似たもの夫婦と言えるのだろうが、おふくろはともかく、親父については意外に思う人もいるかもしれない。
 オレも十数年一緒に過ごしてきての直感としか言えない――それを「直感」と呼んでいいのかどうかはともかく。
 でも、おふくろも言ってたしな。「あれで意外と暴走キャラなのよね」ってさ。
 ま、まあ、その台詞を聞いた当時は「自分たちのベッドでの話を実の息子にすんじゃねえ!」とか思っていたけど、
 今思い返すと、決してそういう意味ではなかったのだろう。
 おふくろの目が、おちゃらけても艶めいてもいなかったから。
 親父も男として、歯を食いしばったことがあるってことなんだろう。
 昔のことはあまり話してくれないから、よくは知らないけどな。
 
 話が脱線しまくったけど、要するに何が言いたいかというと、
 今こうして全く見知らぬ駅で背伸びなんかしているオレは結局おふくろに似たんだろうか、ということだ。
 そして、冷たい空気を思い切り吸い込んで、思わず笑い出しそうになる。
 どっちに似たのかなんて、この状況では全く無意味な議論だ。
 親父にあたる選択肢が、最初から用意されて無いじゃないか。
 
 なぜならオレがこの駅にいる理由は、単に寝過ごしたせいだからだ。
 
 寝起きはろくに頭が働かない。
 こればかりは、たしかにおふくろに似たんだろう。
 
 
 





 





 夕焼け空とタップダンス
 





 





 
 
 オレが通ってる高校には単位互換とかなんとか言う制度があって、提携している大学の講義を受けることができる。
 最初はあまり興味がなかったし、講義は6限目が終わった後、
 高校から大学まで電車で30分ほど掛かるってこともあって、あまり乗り気じゃなかったけど、
 親父やおふくろと同じ職場の技官だかが講師として来ていると聞いて、行ってみることにした。
 あのふたりがどういう仕事をしているのか知りたかったというのが正直な動機だ。
 もっとも講義は情報処理に関するもので、職場のことについては何も分からなかったけど、
 講義自体面白かったので、そのまま受講することにしていた。
 
 今日は5回目の講義のはずだった。
 慣れってやつが落とし穴を見えにくくする時期だと思わないか?
 一駅ずつ停まる環状線よりも、数駅かっとばして行く路線に乗っちまったんだよ。
 いや、わかっていたんだよ。他の路線と乗り入れ連結してるってことは。
 でもさ、こっちも学校で6限までみっちりと授業を受けてきてるんだ。
 席が空いていたら座るだろ?寝るだろ?
 目が覚めたら、ちょうどこの寂しげな駅に着いたとこだったんだ。
 
 それにしても風情ってもんがないよな。
 時間を確認しようと携帯を取り出すと、アンテナがばっちり3本立っていた。
 まったく、辺鄙なら辺鄙なりに振る舞いようってものもあるだろうに。
 我ながら失礼極まりない感想を抱きつつ勝手に腹を立てて、電源を切ると、もう一度大きく背伸びした。
 さて今からどうしようかな、と考えたところで、講義はもうどうしようもない。
 となれば、せっかくだからこのあたりを見て回るかな。
 このまま帰るのもしゃくだし。
 ……乗り越しで800円近く取られてびびったけど。
 
 
 
 
 駅のすぐそばに、川が流れていた。
 綺麗とは言い難いが、嫌な匂いはしていない。
 何より川縁がコンクリートではなく土手になっていたのが気に入った。
 寝転がって、空を見上げると、西の空が赤く染まり始めていた。
 
 この空の色はいつか見たことがある。
 そう、あれは小学校に入ろうかという頃だった。
 
 ほら、小学校には「上履き」ってやつがあるだろ。
 白いスニーカーとサンダルの合いの子のようなの。
 靴底が、男の子は青で、女の子は赤。
 あれ、クラスと名前をペンで書くだろ。
 ……ばっちり間違えやがったんだよな、おふくろ。
 オレの名前の最後の文字を、鏡文字にしちまってさ。
 
 仕方ないって言えば仕方ないことだったんだ。
 おふくろが育ったのは別の国だったし。
 オレの名前を書かないといけないような面倒な書類は親父に任せっきりだったらしいし。
 それに、難しい漢字――憂鬱とか薔薇とか――は書けても、平仮名片仮名が苦手、てのもおふくろらしいし。
 
 でも、やっぱオレもガキだったからさ、悲しかったんだよ。
 だから大泣きして、家飛び出して。
 近くの原っぱに身体投げ出して。
 仰向けになったら、ちょうどこんな空だった。
 
 その赤さが、なんだかおふくろみたいで、
 逃げるみたいに反対の方へゴロゴロと転がっていった。
 ふと見ると、東の空は真っ黒で、星も見えなくて、怖くてまた泣き出して。
 探しに来てくれた親父に手を引っ張って帰る途中も、ずっと泣いてた。
 
 家に帰ってから、おふくろの顔を見たら、なんだか凄く切なくて、
 「ごめんなさい」を繰り返しながら抱きついた。
 抱き返してくれたその手は真っ赤になって、あちこちに擦り傷があって、洗剤の匂いがした。
 上履きの名前を書き間違えた部分を必死に洗っていたらしい。
 
 買い直せばいいのに、とも思うけど、あの時はそれがとても嬉しかった。
 
 なるほどね。
 よく注意すれば生活排水を垂れ流しているのがわかるこの川にも嫌な思いをしないでいるのは、
 洗剤臭さがあの時のおふくろの手の匂いを思い出させるからかもしれない。
 だとすれば、これもひとつ、子として親に「護られている」と言えるのだろう。
 
 だだっ広い川縁に、腹の音がかなり大きく響いた。
 思いに耽るのはオレらしくないってか?
 まいったね、どうも。
 なにか店でもないかと見回しながら、駅への道を歩いていく。
 と、地元の中学生らしき男子が向かいからやって来た。
 部活の帰りなのだろう、柔道着をぶら下げている。
 「あの、ちょっと訊きたいんだけど」
 「は、はい、なんでしょう」
 どうでもいいけど、なんでオレと話すやつは大概こう緊張してんだろうな。
 「このあたりで軽くメシ食える場所ってないかな?」
 「え、そ、そうですね……駅のすぐ前に一軒……」
 「そうか、サンキュー」
 
 礼を言って、駅へ急ぐ。
 しかし、駅前にそんな店あったか?
 
 
 
 
 ハンバーガー・ショップ。それも全国チェーンの。
 いや、悪くはないけど、せっかくならさ、こういうところで夫婦手を取り合って、
 懸命に切り盛りしているような、そういう食堂を……
 いやまあ、文句を言ってもしょうがないけど、でもなあ。
 柔道部がハンバーガーなんか食うなよな。
 つうか、本当にここしかないのか?
 
 人目もはばからずくずおれてみたものの、
 よく周りを見回してみると、通りには人ひとりいなかったりするものだから、
 「人目もはばからず」というのは正確には間違っている、というかむなしさ倍増。
 
 立ち上がると、膝に付いた汚れを払って、店にはいる。
 ……店員、いねえし。
 「すみませーん」
 「は、はーい、すぐ行きまーす」
 奥に引っ込んでいた店員は、こちらを見ると顔を赤くして
 ――まさか呼び出されて怒ってんのか?――どもりながらもマニュアル通りの応対を始めた。
 
 まあ、家で親父が作る晩飯までの繋ぎだしな。
 オレは、一番安いセットを頼――もうとしたけど、ちょっと足りなそうだったのでチーズバーガーにした。
 
 「す、すぐにお作りいたしますので、少々お待ちください」
 って、今から作んのかよ!
 
 ぱたぱたとキッチンに入っていく店員を呆然と見送る。
 改めて店内を見回すと、ここにも誰もいない。
 ちょっとしたカルチャーショックに目眩を感じる。
 
 「お待たせしました」
 ハンバーガーがやってきたのは、結局5分ほど待たされてからだった。
 
 「あ、どうも……?」
 あきらかにポテトが多い。
 セットに付くのはMサイズのはずだが、これはL?というかLLか?
 「さ、サービスです」
 
 前から感じていたけど、こういう店ってサービスいいよな。
 てっきりうちの近所だけかと思っていたが、全国的なものなんだな。
 
 席に座って、できたてのチーズバーガーにかぶりつく。
 まあ、それなりに旨いけど、できたてだからどうだってこともない。
 このあたり、親父が作るのと違うんだよな。
 親父が作る料理は、ハンバーガーひとつとっても、極めて繊細だ。
 食卓に並べられたときが一番旨いようにできている。
 だからうちでは、「いただきます」の次の瞬間から大騒ぎだ。
 大皿料理なんかあった日には、文字通り修羅場だ。
 
 まあ、親父のと比べるのは酷だけどな。
 そう思い直しながらポテトを口に運ぶ。
 
 冷てぇ!
 
 おいおい、逆だろうが。
 ハンバーガーはいくらか冷えててもいいから、ポテトは作りたてを出せよ!
 こっちはもろに味に響くだろうが!
 
 こんなんサービスされてもなあ……
 
 オレはすっかりテンションが下がったのを自覚しながら、もそもそとそのポテトを口に放り込んだ。
 
 
 
 
 駅のホームで家に連絡しようとして、携帯の電源を切っていたのをすっかり忘れていたことに気付く。
 家に掛けると親父が出たので、帰りが遅くなるとだけ伝えて切った。
 
 プラットホームから、もう一度周りを見回してみる。
 思ったより、面白くなかったな。
 こういう感想自体、不躾なものなのだろうけど。
 
 「お前の夢見ている田舎など、お前の妄想にしか存在しない」
 どこぞの作家がしたり顔で書き散らかしたようなセンテンスが頭に浮かぶ。
 もっとも、したり顔と言ったところで、作家が実際に文を書いているところを見たわけでもないから、
 それ自体妄想に過ぎないし、
 そもそも、そんな文章がある作品に心当たりがあるわけでもない。
 
 ただ、現実という名の化け物が容赦なく突き付けてくる嘲りに、はっきりとした形を与えたかっただけのことで、
 また、そうすることで内省という反撃を試みることもできるというものだ。
 すなわち「別に田舎に憧れていたわけでもないさ」ということだ。
 
 でも、それならオレは、いったいなにに失望したんだろうな。
 
 帰りの電車の中で、また眠ってしまった。
 小さい頃の夢を見た。
 痛痒いのを我慢して、初めてじっとして耳掃除をさせた日のこと。
 「よく頑張ったね」と褒められたのがすごく嬉しかった。
 ただ、それが親父だったかおふくろだったかは、もう覚えていない。
 それでも、夕焼け色の空に向かって、ぐっとガッツポーズしたのはよく覚えている。
 よっぽど嬉しかったんだな、オレは。
 
 眠っていたのはほんの15分くらいだったようだ。
 目が覚めて、窓の外に目を遣ると、夕焼けはすっかり夜の帳に飲み込まれていて、
 西の空の僅かな残滓すら、今まさに消えようとするところだった。
 
 
 
 
 家に着くと、親父がいつもの優しい笑顔で「お帰り」と迎えてくれた。
 
 テーブルを見ると、湯気を立てた天ぷらが並んでいた。
 えびの天ぷらが、特に旨そうだ。
 って、あれ?何で湯気が立ってんだ?
 ひょっとしてオレの帰りを待ってくれていたのか。
 
 食事の最中、おふくろが何度かオレに言葉を掛けようとしていたが、
 親父の顔を見て、また黙り込んでいた。
 
 と、妹が芋の天ぷらを飲み込みながら、尋ねてきた。
 「んぐ、で?どうして帰りが遅かったの?」
 「あ、ああ、うっかりと電車で寝ちまってさ。目が覚めたら知らない街だった」
 言うや否や、おふくろが立ち上がって。
 「ほら見なさい、シンジ!この子にうじうじ悩むような繊細さなんて無いって言ったでしょう?」
 「な、なんだよ、いきなり!」
 「うるさいわね!本当は今日はえびフライのはずだったのよ、えびフライ!」
 
 なるほど、講師から、今日オレが講義をブッチしたのが連絡あったらしいな。
 なにか悩みがあるんじゃないかと親父が気を使って、メニューをオレ好みにしてくれたってわけか。
 「ああ、もう!えびふらー!!!」
 おふくろが親父の首を腕で締め上げる。
 ただ傍目に見ると、胸に顔が埋もれて窒息の怖れの方が強い。
 「えびふりゃー!!!」
 そしてなぜか妹まで参加。こっちは胴締めだ。
 なんとも幸せそうなダブル絞め技だが、親父の腕が力なくぶら下がっているところを見ると、そろそろ危ないんじゃないか?
 
 突然、横の席からなんだか甘酸っぱい匂いがしてきた。
 見ると、騒いでいる間に食い終わったらしい弟が、チーズケーキをつまみにビールに口を付けていた。
 「おいおい、よく天ぷらの後にそんな甘いものが、つかアルコールとケーキという組み合わせ自体、
 って、こいつビール飲もうとしてるぞ、おふくろ!」
 
 オレの叫びに、マネキンのようにぎりぎりと顔をこちらに向けて。
 「今、なんて言った……」
 「え……しまった!!!」
 失言を悔やんでももう遅い。
 「誰が『おふくろ』ですってぇ!!!」
 「うわああああ!!!」
 あっという間に組み伏せられて。
 「えびふらー!!!」
 「も、もうえびフライ関係ないだろがあああ!!!」
 
 薄れていく意識の片隅で、最後に視界に捉えたのは、
 おふくろが解放した親父に嬉しそうに頬擦りしている妹の姿だった。
 
 
 
 
 窓を開けてベランダに出ると、夜の冷たさがとても心地よかった。
 大きく深呼吸して、首をさする。
 全く、洒落になんないっての。
 
 空を見上げると、真っ暗な夜の空には、どこにも夕焼けの名残はない。
 まるで、今日行ったあの街がオレの心になにも残さなかったように。
 
 いや違う。
 ひとつだけ、疑問を残していたっけ。
 
 オレはなにが不満だったんだろう。
 なにに失望したんだろうな。
 
 でも、そんなこと、家に帰るとあっさりと分かっちまったんだけどな。
 
 
 
 
 そのまま空を眺めていると、後片付けを終えた親父がやってきた。
 「親……父さん」
 親父はちょっと困ったような笑みを浮かべて。
 「好きなように呼んでいいよ――――――アスカがいないときはね」
 まったくもって的確すぎるその言葉に、思わず顔を見合わせて、吹き出した。
 涙を拭いて、息を整えてから。
 「ごめん、気遣ってもらって。本当に寝過ごしただけなんだ」
 晩飯の献立を変えるの、おふくろの説得はたいへんだったろうに。
 そんな裏の意味を気付いたかどうか、ただ、そうだったんだ、と言って親父はオレの横に腰を下ろした。
 「まあ、でも嬉しくもあり、寂しくもありってやつだね」
 「なにが?」
 「息子の考えていることがわからないってことがさ」
 
 だから本当に寝過ごしただけだって!
 そう言い返そうとすると、キッチンの方からおふくろが親父を呼ぶ声がした。
 親父は、やれやれ、と言って立ち上がると、オレの肩にポンと手を置いた。
 「アスカを納得させるだけのものがないとダメだよ。
  でないと、地球の裏側までも追っていきそうだからね」
 そして戻っていく親父の背中を、オレは呆然と見つめていた。
 
 なにが「考えていることが分からない」だよ。
 百パーわかってんじゃないか。
 
 そしてそのことに、オレは想いをさらに強くした。
 
 
 
 
 結局のところ、オレが失望したのは、オレ自身に対してだ。
 正確に言うなら、見たこともない街に来ておきながら、
 親父やおふくろとの思い出を通してしか、その街を見られなかったオレ自身に対してだ。
 
 そう、今までもずっと感じていたことだった。
 
 親父もおふくろも、尊敬できる親だとはっきり言える。
 それについては、胸を張れる。
 
 だからこそ、欲しかったんだ。
 たったひとつでいいから、欲しかったんだ。
 
 親父やおふくろが知らない風景を。
 親父やおふくろが想像もできないような風景を。
 親父やおふくろとまったく繋がりのない風景を。
 
 ひとつでいい、オレだけの風景が欲しい。
 そうでないと、オレはいつまでも親の世話になりっぱなしだ。
 オレの家族はあったかいから。
 あったかすぎるから。
 せめて、オレしか知らないような夕焼けの色が欲しい。
 
 だからオレは、オレだけの風景を探しに行く。
 いつかきっと。
 
 
 
 
 でもまったく、いきなり親父に見透かされるとはね。
 苦笑いが止まらない。
 
 たしかに、おふくろを説得するのはコトだなあ。
 なんにも考えずに飛び出しても「大学受験から逃げ出した」とか言われて、
 三日と立たずに連れ戻されるだろう。
 
 「やることやってから、ってことかな」
 諦めにも似た――でも、それとは全く正反対のため息を吐いて、寝転がった。
 
 
 
 
 真っ暗な空に向かって手を伸ばしてみる。
 今まで見たこともないような色が、一瞬だけ手を透けて見えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 <<あとがき>>
 なんばーーーーーふぁーーーいぶ (/-_-)/
 どうも、とれとにあです。
 
 三只さま。
 遅くなりましたが、サイト開設おめでとうございます。
 今後一層のご活躍を心より楽しみにしています。
 
 また、このお話を書くにあたって「夫婦絶唱」シリーズの世界観・設定をお借りしたいという
 私のワガママなお願いを受け入れてくださいまして、ありがとうございました。
 お言葉に甘えまして、シリーズの中でもっとも気になる部分であった、
 「アスマがなぜ大学入学を目前にして海外へ行ったのか」について
 私なりのお話を書かせていただきました。
 
 無論これは私の妄想です。
 (先日発表された年表で、いきなり相違点が……
  大学へは「入学」ではなく「進学」予定だったのですね(大汗))
 いつの日か、三只さまの文章でこの謎が明かされることを心待ちにしています。
 
 それでは。
 






夕暮れの時のせつなさ。寂しい風景。幼い頃からの回想には常に両親がいて。
暖かい家族の絆。なのになぜか釈然としない感情。男性一人称ながら、それらがしっとりと描かれていて。
愛しているからこそ、離れるべき時もある。そこに至るまでの心情描写はさすがです。 もちろん、笑いのツボも押さえられてますし(笑)
拙作の夫婦絶唱の幕間を補完していただいた形ですが、なんというかもう感無量です。
…謎の解明はいずれ、きっと、はい(汗)

素晴らしい作品を送ってくださったとれとにあさん
に、みなさんも感想を。



 
 
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